2007年6月7日木曜日

フューチャリスト宣言

本自体とても薄いし、ほぼ全編対談なので一気に読むことができる。













































全編を通して著者二人の、言葉は悪いが、能天気なほどの楽観論が支配している。
読んだ後は、単純にも「未来は必ずしも暗いわけではないかもね。」などと思ってしまったのだが、少し時間が経ってみると、これまで日本的な談合社会で基本教育を受けて社会に出てしまった自分のような人間にとっては、著者らが描く「明るい未来」もなかなか辛い社会なんだろうなという気がしてきてしまった。



3 件のコメント:

  1. トツカワ警部2007年6月10日 1:17

    梅田望夫氏は、最初に「シリコンバレー精神」を読んで、いいと思ったのですが、次に読んだ「ウェブ進化論」ですっかり嫌になってしまいました。
    前者は、p.298の終わりから著者自身が語っているように、過去を振り返って大所高所から評論家的に語るのではなく、将来を見通すのは難しくとも、最善を尽くして言い切る姿勢を貫こうとした形跡が見えます。
    後者はただ単に断定的なだけで、大家に祭り上げられた人が好き勝手言っている印象でした。

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  2. ケケケのイ太郎2007年6月10日 6:04

    「シリコンバレー精神」は読んでいませんが、「ウェブ進化論」は読みました。トツカワ警部ご指摘のように断定的な物言いがあったかもしれませんが、当時の私にとっては、Web2.0などといわれているものを理解する上で参考になった本でした。

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  3. トツカワ警部2007年6月10日 22:48

    そうですね。Web 2.0の知識を仕入れるにはよいと思います。
    ウェブ進化論も決して悪くないと思いますが、私の場合、シリコンバレー精神で期待が膨らんでいた分、失望が大きかったのだと思います。
    ウェブ進化論を読んだときには、過去に戻れるものなら起業してみたいものだと思いました。

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